「お手がみ・お手紙」
教育出版1年下 光村図書2年上
この教材は、次の5社が採用しています。
「お手がみ」 1年 教育出版(みき たく訳) 「お手紙」 2年 光村図書(三木 卓訳) 2年 東京書籍(三木 卓訳) 2年 三省堂 (三木 卓訳) 2年 学校図書(三木 卓訳)
「お手がみ」は、漢字を1年生の範囲内で使用しているほかは、 「お手紙」と同じです。
同じ作者のもの同じ訳者が訳しています。
作者が、文と絵をかいていますが。教科書によって採用している挿 絵が違っています。
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1 学習訓練
2 授業の流れ
1 学習訓練 1年 「お手がみ」 教育出版
準備するもの 1 教材(教科書) 鉛筆で書き込んだり、蛍光ペンで塗ったりしますので、コピーをしたほうがいいでしょう。教師によっては書き 込みを嫌う人もいます。 手元になければ、大きい図書館では、各社の教科書を展示していることがあります。それからコピーします。 また、図書館でなければ、教科書の出版社で面倒を見てくれると思います。 2 蛍光ペン 2本 基本的には何色でもかまいませんが、ここではピンクと黄色を選びました。 |
<基礎段階>
1・2年は、お母さんが面倒を見てやらないと無理です。なれてくると一人でやれるようになります。
中学年以上は、はじめから自分で出来ると思います。
この教材は、教育出版では1年の下に、光村図書では2年の上の教科書に載っています。ここでは、1年生中心に 述べてみます。
0 題を読んで考える。
何のことが書いてあるのかな。
自由に話させます。「手紙」という言葉は理解しているはずです。
2年生は、題の下に鉛筆で簡単にメモしてほしいですね。単語だけでいいです。
いろいろな考えがあっていいのです。どれが間違いということはありません。
自由な発想をする習慣ををつけるようにしたいものです。
手紙のことが書いてある。
見開きの絵が見えるので、かえるのことがかいてある。
1 全文を通読する。
原則は、黙読ですが、低学年は、音読→微音読→黙読と進みます。
1年生は、お母さんと一文ずつ交互に音読するのがいいでしょう。
1年生は無理でしょうが、通読しながら、読めない漢字や意味の分からない言葉に鉛筆(後で消すため)で印(簡単なものを自 分で決めていい)をつける。
読めない漢字には、聞いたり教材文の欄外を参考にして仮名を振る。読めるようになったら消す。
読みには、次の2通りがあります。
1 展開法(タテ読み)
文章を書いてある順序に読んでいく方法です。私たちは普通この読み方をします。学校の授業でも主にこの方法をとります。(全文読み、部分読み)。 この読みには、特に目的がありません。読みたいから読むのです。筋や細部を大事にします。
2 層序法(ヨコ読み)
ある目的を持って文章を読む方法です。部分読みは使わずに常に全体を読みの対象にします。筋や細部はあまり関係ありません。関係ない部分は読み飛ばしてもいいのです。黙読が中心になります。目的を意識してそれをすばやく見つけるのです。
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2 初読の印象を話したり、書いたりする。
どんな感じ(おもしろかった、つまらなかった)がするか。
かえるくんやがまくんを好きだ、嫌いだ。
誰が何
をした話かなどについて発表させます。
1年生は、話してみてから、単語か1文程度でで書くことからはじめます。
書く場合は、長く書くのではなく、5分くらいで、5行程度書ければいいです。
もちろん、書きたい子には与えられた時間内であればいくら長くてもいいのです。
3 題を手がかりに何のことが書いてあるか考える。
読まないうちに0で予想したことと比べる。
今度は全文を読んでいるので、題だけ読んだときとは違い、多少詳しく答えることが出来ます。
誰が、何をしたこと。どうなったこと。
かえるくんが、がまくんに手紙をだした。
かたつむりくんに配達をたのんだ。
二人で手紙が来るのを待っていた。
4 語り手が誰か考えてみる。
その物語を話してくれている人がいます。姿は見えませんが、その場面を見てその様子を話してくれる人がいるのです。語り 手は、いつでも、どこえで
も瞬間的に移動できます。出てくる人物の姿を私たちに見えるように描写したり、その人物の心の 中を語ってくれます。語り手は、作者が創り出した人物
ですが、作者ではありません。
1年生には無理ですので、話して聞かせます。
話してくれている人は、語り手です。
5 視点人物は
だれか。カメラの位置はどこか。
語り手は、自分の目で見たり聞いたりしたことを語ってくれますから、私たちはその世界を追体験することができるのです。
語り手は、時には、登場人物(視点人物)の目に
なって語ることもあります。その時は、その人物の目から見た世界を見ること になります。その人物の心を知ることができます。
ですから、私たちが見る世界は、その視点人物の目がその世界を映し出しているカメラの位置ということになります。した がって、その世界の映り方が違います。 たとえば、「我輩はねこである」では、語り手が猫ですから、猫の高さから見える世 界ということになります。私たちが垣根に止まっているカラスを見ている絵と猫から見えているからすとは違って映るはずで す。
また、語り手はいつでも、どこにでも移動できますから、物語の途中で視点人物が代わる(カメラの位置が代わる)こともあり ます。大相撲中継でも横からだけでなく、天井から移すことがあります。横から移している時でも、東西南北のどこからでも映 すことができるでしょう。
その場面の世界を正確に想像するためには、カメラがどこにあるかが大きな手がかりになります。
カメラは常に語り手と共にあり、画面の正面に人物などが映ります。
「お手がみ」には、挿絵があります。この挿絵は、作者が描いたものです。挿絵を見ると、カメラの位置がどこにあるかわかり ます。
6 題の言葉に蛍光ペンで塗る。
「お手がみ」にピンクで塗ります。
見落としがあってもかまいません。後からの読みで修正すればいいのです。
7 文末表現を指摘する。
事前に、会話文と地の文について教えておきます。
地の文の「。」の前は何という字ですか。→「た」です。「ん」というのもあります。
文末表現だけを見ていくのです。敬体の過去形である「た」が大部分ですが、否定家の「ません」もあります。
それに気づくだけでいいです。
8 物語の三要素を明らかにする。
(1) 場面
ア 時を考える。
ある日のこと。日中であろう。
この日から4日後まで。
イ 所を考える。
がまくんの家の玄関前→かえるくんの家→家から出る外→がまくんの家のベッドのある部屋→玄関
(2) 登場人物を
書き抜く。
がまくん、かえるくん、かたつむりくん。
(3) できごと(どうして、どうなった)
かえるくんががまくんに出した手紙をがまくんの家で一緒に待っていた。
9 会話文の上に誰が言っているかを書く。
脚本のように書くのです。間違っていてもいいです。もちろん鉛筆で書きます。
かえるくん 「どう したんだい、がまがえるくん。きみ、かなしそうだね。」
がまくん 「うん そうなんだ。」
14 挿絵にタイトルをつけてみる。
いろいろな考えがあっていいです。中心的なことをまとめる力を養います。
<整理段階> 次のような表に記入します。
表は、作ってやってください。
1年生は、お母さんが聞きながら書き込むのがいいでしょう。
場面 | い つ | ど こ で | 中心人物 | 支える人物 | で き ご と |
1 | ある日の昼前 | がまくんのげんかん | がまくん かえるくん | | かえるくんくる がまくんがお手紙を待っている かえるくんいく |
2 | ある日の昼前 | かえるくんのいえ | かえるくん | | かえるくんが手紙を書く |
3 | ある日の昼前 | かえるくんのいえのそと | かえるくん | かたつむりくん | 手紙の配達ををかたつむりくんに頼む |
4 | ある日の午後 | がまくんの部屋→玄関 | がまくん かえるくん | | かえるくんくる 2人で手紙を待っている |
5 | 4日後 | がまくんの家の玄関 | がまくん (かえるくん) | かたつむりくん | かたつむりくんが、かえるくんに頼まれた手紙をがまくんに渡す。 |
註 5の場面について
文章には、かえるくんは登場していません。しかし、挿絵では、がまくんとかえるくんが、かたゆむりくんから手紙を受け
取っています。絵も文も同じ人が書いていますから、かえるくんもいたことになります。すると、かえるくんは、毎日がまくん の家に来て一緒
に手紙を待っていたことになります。
なお、光村図書の教科書では、この場面の挿絵はありません。また、教育出版の本と光村図書の
本の挿絵は微妙に 違っています。がまくんやかえるくんの位置が反対になっている挿絵があります。位置が違っているということは、カメ
ラは 同じ場面を映し出しているはずですから、同じ作者なのに大変不思議なことです。
<イメージ段階>
1年生では無理ですから、お母さんが話して想像させてください。
低学年の教材になっているお話は、語り物(物語)ですので、出来事が中心になっています。
人物描写、心理描写、情景描写などは、詳しくありません。このお話しでも、かえるくんやがまがえ るくんの様子はほとんど分かりません。気持ちは、会話から分かります。また、どんな玄関なのか、 どんな部屋なのか分かりません。自由 に想像できるようになっています。
したがって、挿絵は、とてもよい手がかりになります。
一つの例です。
1の場面
玄関の前に悲しそうな顔で座っているがまくんが映ります。かえるくんが右手のほうから歩いてきました。挨拶をした後、2人の会 話が聞こえてきます。
やがて、かえるくんががまくんの隣に座ります。しばしの時間が過ぎます。
かえるくんがいえにかえっていきます。かえるくんの後姿が映ります。
2の場面
いそいで向かって歩いているかえるくんの姿が映ります。やがて、家が見えてきました。玄関から部屋に入ります。えんぴつとか みを見つけて手紙を
書き封筒に入れました。封筒が大写しになります。「がまがえるくんへ」と書いてあります。かえるくんが家から とび出ました。後姿が映ります。ある日のひる
3の場面
とび出たらかたつむりくんがいました。二人の会話が聞こえます。かたつむりくんが歩き出しました。それをちょっと見送ったかえ るくんが、がまくんのうちのほうに歩いていきました。
4の場面
かえるくんがきました。玄関にはいません。部屋に行ってみるとがまくんは横になっていました。2人の会話が聞こえてきます。か えるくんが外を見ま
したが、かたつむりくんはきません。また2人の会話です。かえるくんが外を見ましたが、かたつむりくんはきま せん。がまくんがおき上がって窓の傍に
来ました。2人の会話です。二人の顔がアップになります。感動したがまくんの顔。
4と5の場面の間には、3日間の時間があります。 この3日間のがまくんの様子を想像させることも面白いと思います。 かえるくんを登場させてもいいでしょう。 子どもがお話を創ることになります。 |
5の場面
玄関で待っているがまくんの姿が映り、やがたかたつむりくんの姿が見えてきます。がまくんは玄関から出てかたつむりくんの ほうへ歩いていき
ました。そして、かたつむり君から手紙を受け取りました。ちょっとした会話をしてもいいでしょう。がまくんの喜ん でいる顔がアップで映ります。(文
章のみを手がかりにして映しました)
<思考段階>
1年生には無理なので、お母さんが問いかけながら進めていってください。
子どもの状態を見て無理のないようにしてください。全部する必要はありません。
1 大きく分け、どの場面が山場か予想する。
物語は、たいていは大きく起・承・転・結の4つに分けられます。
準備段階の表を参考にしてください。4の場面だと思います。
2 場面ごとに、誰がどうしたかを簡単にまとめる。
1の場面→かえるくんががまくんにいえにきたら、がまくんが手紙を待っていた。 2の場面→かえるくんが家に帰って、がまくんに手紙を書いた。
3の場面→かえっるくんがかたつむりくんに手紙を頼んだ。
4の場面→かえるくんはがまくんの家に戻って手紙が来るのを待っていた。
5の場面→4日後ようやくかたつむりくんが手紙を配達した。
3 場面ごとに、小見出し
(小さな題)をつける。
1年生には無理があります。お母さんが問いかけて考えさせましょう。
いろいろあっていいと思います。
4 挿絵に表現されている教材文の範囲を考える。
これも1年生には無理があります。
5 中心人物とそれを支える人物を指摘する。
中心人物は、がまくんとかえるくんです。
支える人物は、かたつむりくん。
6 中心人物の呼称の変化を書き抜く。
複雑なので、1・2年生には無理だと思います。お母さんが話して聞かせてください。
呼称が話し手によって変わるということを意識できればそれでいいです。
がまがえるくん
がまくん(視点人物は語り手)→がまがえるくん・きみ(かえるくんの視点)→ぼく(がまくんの視点)→がまくん(語り手の視点) →がまがえるくん(宛名・手紙の中の呼びかけ、かえるくんの視点)→がまくん→しんゆう(手紙の中で、かえるくんの視点)
かえるくん
かえるくん(語り手の視点)→ぼく(かえるくんの視点)→きみ(がまくんの視点)→かえるくん
4
中心人物の気持ちが書いてある文を指摘する。
1年生としては、気持ちを直接表現している文・言葉を見つけることが第一です。
「会話」の中にありますから、かえるくんの気持ちは「かえるくんが話したことの中から、がまくんの気持ちはがまくんの言葉の 中からさがさせます。
(1) 「会話」から
がまくんの気持ち→ かなしいとき。とてもふしあわせな気もち。かなしいのは。いやだよ。あきあきしたよ。
ばからしいこと。とてもいい手がみだ。
かえるくんの気持ち→うれしくおもって。
(2) 「地の文」から 語り手がそう感じている。
二人の気持ち→二人ともかなしい気分で。二人とも、とてもしあわせな気もちで。
がまくんの気持ち→とてもよろこびました。
こんどは、むずかしくなりますが、間接表現にも気づいてほしいです。
お母さんが教えてください。
(1) 会話
がまくん→お手がみなんか。空っぽさ。手がみをくれる人なんて。 くれなかったんだぜ。おなじだろうよ。
きやしないよ。 きみが。 ああ
かえるくん→しなくちゃいけないことがあるんだ。
(2) 行動
かえるくん→おおいそぎで。とび出しました。
(3) 他者の言動
かなしそうだね→かえるくんから見たがまくんの様子
ここ以下は無理なので、お母さんが教えたいと思ったことを教えてやってください。
参考までに書いてみました。
5 中心人物の人物像を考える。
文章だけ読むと、会話文などから子どものように思えます。
会話文の文末に着目する。→同じ年ぐらいのいい友達である。お互いの気持ちが通じ合う友達。
文章と挿絵のギャップ
作者が描いた挿絵を見ますと、子どもではありません。大人です。特に、かえるくんは、服装といい、両手をズボンのポケット
に入れて歩く様子といい尊大な紳士のようです。5の場面では、保護者然としたかえるくんの姿が描かれています。
このように文章と挿絵のイメージが大きく異なることは、子どもに混乱を与えるのでいい教材とは言えないと思います。
原文を見ていないのでわかりませんが、原文は大人として描いているのかもしれません。それを、日本人の子どもを対象に
して翻訳したものかもしれません。
6 会話の言葉遣いを調べる。
仲のいい友達どうし(比較的小さい子ども、中学年までのように思います、ところが挿絵では大人です。
かえるくんとかたつむりくんとの関係
→同じくらいの年であるが友人ではない。「かたつむりくん、まかせてくれよ、すぐやるぜ」
7 考えの変わった人物はだれか、考えの変わらない人物はだれかを考 える。
考えが大きく変わった人物→がまくん。 主人公といってもいいかもしれません。
かえるくんに対する友達としての気持ちが深まった。
手紙が来ないので自分は誰にも相手にされていないと悲しんでいたが、かえるくんという大事な自分を理解してくれる友
達がいたということが分かりうれしい気持ちになった。
考えが変わった人物→かえるくん。
かえるくんもがまくんの悩みを理解し、それを解決しようと手紙を書くことによっていっそう気持ちが豊かになった。
9 中心人物とそれを支える人物の関係がどう変わったかを考える。
この話では変わっていません。
10 読者を物語の世界に引き込むための作者の
工夫をまとめる。
題 →「お手がみ」という題からは、内容は予想できません。何のことが書いてあるのだろうという子どもたちに読みたくな る気持ちを持たせます。
筋の展開→簡単な分かりやすい筋です。
文末表現→会話文の文末に工夫が見られます。(ね、さ、よ、な、よ、かい、の)
呼 称→「手紙」の呼称を変えている。
場面 | 語り手 | がまくんがかえるくんに話す | かえるくんががまくんに話す |
1 | | お手がみ→お手がみ→お手がみ→手がみ | |
2 | | | |
3 | | | 手がみ(かたつむりくんに話す) |
4 | 手がみ | 手がみ→お手がみ→手がみ→手がみ | お手がみ→手がみ→お手がみ→手がみ→手がみ |
5 | 手がみ→手がみ | | |
註 「お手がみ」と「手がみ」が使われています。語り手が「手がみ」というのは分かりますが、がまくんとかえるくんの会話に
両方が使われているのは不思議です。訳者「みき たく」か、編集者が手を入れたと思われますが、1年生が対象です
ので無理があります。
光村図書の教科書「お手紙」では、一貫して「お手紙」という表記です。訳者は、「三木 卓」です。
表現技法→文末が省略されている。→「わけ」、「一ども」
構 成→同じ行動が3回繰り返されている。
1、 かえるくんは、まどからゆうびんうけを見ました。かたつむりくんは、まだやってきません。
2、 かえるくんは、まどからのぞきました。 かたつむりくんは、まだやってきません。
3、 かえるくんは、まどからゆうびんうけを見ました。かたつむりくんは、まだやってきません。
11
気に入った部分を見つける。
それぞれ違っていいのです。気に入ったところを見つけようとする習慣をつけるようにしたいものです。お母さんがはじめに決 めて話してやるのがいいでしょう。訳も話してやれば、自分が選んだ訳も話すようになります。
12 主題や願いについて考える。
低学年では無理ですから、指導者が必要に応じて話してやります。
<発展段階>
1 自分の感想を持つ。
中心人物に手紙を書く。
物語全体、出来事、中心人物、主題、情景、作者の工夫など。
2 発展読書をす
る。……読み聞かせ、集団読書、個人読書
似たような主題の本、考えを広げる本、同じ作者の本など。
3
気に入った場面をイラストや絵に描いてみる。
描くことが好きな子はやってみる。
4 簡単な物語などを書いてみる。
続き話、場面と場面
の間の話、人物への手紙、創作、詩など。
2 授業の流れ 2年 「お手紙」 光村図書
<単元の目標>
価値目標
・かえるくんのがまくんに対する思いやりと、その二人の間に通い合うほのぼのとした友情の温かさに触れさせるようにする。
技能目標
・がまくんと彼の寂しさに共感したかえるくんの友情を、時間的な順序を追いながらを読み取ることができる。
言語目標
・文末表現「……ました」の効果に気付くことができるようにする。
<読取り部分の学習計画> 5時間扱い
1 悲しい気分でいるかえるくんとがまくんの気持ち
2 おおいそぎで家に帰ったかえるくんの様子
3 手紙を待っているかえるくんとがまくんの様子と気持ち
4 幸せ気持ちになっていくかえるくんとがまくんの様子と気持ち
5 手紙を受け取ったがまくんの気持ち
<単位時間の展開例>
1時目 悲しい気分でいるかえるくんとがまくんの気持ち
目 標 手紙を一度ももらったことがないと、嘆き悲しんでいるがまくんの気持ちを考えることができる。
学習課題 二人ともどうして悲しい気分になったのでしょう。
展 開
1 前時までの学習を想起する。
・どんな人が出てきましたか。
・どんなお話でしたか。
2 学習課題を確認する。
がまくんが悲しい気分になったのは、どうしてでしょう。
3 本時の学習場面を音読する。
・がまくんが話した文、かえるくんが話した文を確かめながら読みましょう。
4 詳しく読み取る。
(1)玄関前に座っているときのがまくんの気持ちを読み取る。
・がまくんは、どんな顔をしていますか。
・がまくんは、どうしてそんな悲しそうな顔をしているのですか。
・かたつむりくんがこないので、かえるくんはどう思ったでしょう。
・それが書いてあるところはどこですか。音読
・「ああ、一ども」をどんな感じで読んだらいいでしょうか。
(2)だれもお手紙を暮れないことからくるがまくんの悲しい気持ちを読み取る。
・がまくんはお手紙を貰ったことがないのがどうしてそんなに悲しいのですか。
・それが分かる文に線を引きましょう。
・がまくんはどんな気持ちでしょうか。
(3)かえるくんまで悲しい気持ちになったわけを読み取る。
・「二人とも」というのは、だれの気持ちですか。
・かえるくんまでが、悲しい気分になったのは、どうしてですか。
・がまくんとかえるくんは心の中でどんな事を考えていたのでしょう。
・シートに書いて発表する。
5 学習のまとめをする。
・がまくんが悲しいのは、なぜですか。
・かえるくんまでが悲しい気分になったのは、なぜですか。
・がまくんやかえるくんの気持ちが分かるように読みましょう。
6 次時の学習を知る。
2時目の1 おおいそぎで家に帰ったかえるくんの様子
学習課題 かえるくんはどうして自分でがまくんにお手紙を渡さないでかたつむりくんに頼んだのでしょうか。
展 開
1 前時までの学習を想起する。
・お手紙が来なくて悲しむがまくんの様子
・一緒に悲しむかえるくんの様子
2 学習課題を確認する。
かえるくんはどうして自分でがまくんにお手紙を渡さないでかたつむりくんに頼んだのでしょうか。
3 本時の学習場面を音読する。
・はっきりと大きな声で、句読点、「 」に気をつけて読みましょう。
4 詳しく読み取る。
(1)急いで家に帰ったかえるくんの様子を読み取る。
・家に帰ったかえるくんは、どんなことをとましたか。線を引きましょう。
・かえるくんの行動を順序に視写する。
・かえるくんはがまくんくんにお手紙を書きながらどんなことを思いましたか。
(2)かたつむりくんに手紙の配達を頼んだときのかえるくんの気持ちと、張り切っているかたつむりくんの
様子を読み取る。
・なにをするためにかえるくんは家から飛び出したのですか。
・どうしてかえるくんは自分で手紙を渡さないで、かたつむりくんに頼んだのですか。
・手紙を頼まれてかたつむりくんは何と言いましたか。
・かたつむりくんの言葉を聞いて、かえるくんはどう思ったでしょうか。
・かたつむりくんに手紙を頼んでかえるくんはどこに戻りましたか。
5 学習のまとめをする。
・どんなことを思いながら、がまくんの家に戻ったかを吹き出しに書いてみよう。
6 次時の学習を知る。
2時目の2 おおいそぎで家に帰ったかえるくんの様子
目 標
かえるくんが大急ぎでがまくんに手紙を書いたり、かたつむりくんに配達を依頼したのは、がまくんを
喜ばせようとしたかえるくんの思いやりから出た行為であることを文章や挿絵を手掛かりに読み取る。
学習課題 かえるくんは、なぜ、自分でもっていかないで、かたつむりくんに頼んだのでしょう。
展 開
1 前時までの学習を想起する。
・がまくんが悲しんでいるのは、どうしてですか。
・かえるくんまで、なぜ、悲しくなったのですか。
2 学習課題を確認する。
かえるくんは、なぜ、自分でもっていかないで、かたつむりくんに頼んだのでしょう。
3 本時の学習場面を音読する。 2の場面 指名読。
・かえるくんがどんなことをしたか気を付けて読みましょう。
4 詳しく読み取る。
(1)手紙を書くかえるくんの様子を読み取る。
・かえるくんのしなくちゃいけないこととは、何ですか。
・かえるくんは、そのことをすぐ思い付いたのだろうか。
・かえるくんは家に帰ってなにをしたでしょう。分かるところに線を引きましょう。
・手紙を書きながら、どんなことを思っていたでしょう。
(2)手紙をかたつむりくんに頼んだわけと、頼まれたかたつむりくんの張り切っている様子を読み取る。
・かえるくんは、何と言ってかたつむりくんに頼みましたか。
・かえるくんは、なぜ、自分で持っていかないでかたつむりくんに頼んだのでしょう。
・かたつむりくんは、何と言って引き受けましたか。
5 学習のまとめをする。
・がまくんの家に戻る時のかえるくんの気持ちを考えて、吹き出しに書いてみよう。
・様子が分かるように読みましょう。
6 次時の学習を知る。
2時目の3 おおいそぎで家に帰ったかえるくんの様子
目 標 おお急ぎで家に帰ったかえるくんの様子や気持ちを読み取る。
学習課題 かえるくんはどんな気持ちで手紙をかいたのだろう。
展 開
1 前時までの学習を想起する。
・かえるくんも悲しい気分になったのは、なぜですか。
・玄関の前に腰を下ろしていたとき、かえるくんは何と言いましたか。
2 学習課題を確認する。
かえるくんはどんな気持ちで手紙をかいたのだろう。
3 本時の学習場面を音読する。 2の場面 指名読。
・かえるくんがなにをしたかが書いてあるところを見付けながら読みましょう。
4 詳しく読み取る。
(1)かえるくんが手紙を書いている部分を視写し、そのときの様子を読み取る。
・かえるくんは、どんな様子で家に帰りましたか。
・大急ぎで帰ったかえるくんは、それからどんな事をしましたか。
・どんな様子で手紙を各準備をしていますか。
・どうして、こんなに急いでいるのですか。
・かえるくんは、どんな気持ちで、「がまがえるくんへ」と書いたのでしょうか。
(2)かたつむりくんの張り切っている様子を読み取る。
・かえるくんは、その手紙をだれに頼みましたか。
・かたつむりくんは、何と言って引き受けたのでしょう。
5 学習のまとめをする。
・がまくんの家に戻る時のかえるくんの気持ちを考えて、吹き出しに書いてみよう。
・かえるくんの気持ちを考えながら、まとめの読みをしよう。
6 次時の学習を知る。
3時目の1 手紙を待っているかえるくんとがまくんの様子と気持ち
価値目標
手紙をもらって喜ぶがまくんの姿を見たくて、手紙がつくのをそわそわして待つかえるくんの優しさに
ふれさせるようにする。
技能目標
かえるくんの行動を順次を追ってを読み取ることができるようにする。
言語目標
「……ました」に着目させ、かえるくんの行動を見付けられるようにする。
学習課題 手紙が届かず待っている二人は、どんな事を思っていたのでしょう。
展 開
1 前時までの学習を想起する。
・手紙をかたつむりくんに頼んだかえるくんについて
2 学習課題を確認する。
お手紙を待つかえるくんとがまくんの気持ちは、次第にどうなっていったでしょう。
3 本時の学習場面を音読する。 3の場面 指名読。
・手紙を待っているかえるくんの様子がよく表れているところに気を付けて詠みましょう。
4 詳しく読み取る。
(1)がまくんがお昼寝をしていた理由と手紙を待つかえるくんの気持ちを読み取る。
・かえるくんの会話を視写する。
・がまくんは、どうしてお昼寝をしていたのでしょう。
・かたつむりくんがこないので、かえるくんはどう思ったでしょう。
(2)諦めを強くしていくがまくんとそわそわして待つかえるくん気持ちを読み取る。
・がまくんは「そんなことあるものかい」とどんな声でいったのでしょうか。
・がまくんはお手紙を待つのはばからしいといっているけどどうしてでしょうか。
・まっていてもかたつむりくんが来ないので、かえるくんはどんな気持ちになってきたでしょうか。
5 学習のまとめをする。
・自分の出した手紙を待つかえるくんの心の中を吹き出しに書く。
・気持ちを込めて音読する。
6 次時の学習を知る。
3時目の2 手紙を待っているかえるくんとがまくんの様子と気持ち
目標
あきらめと悲しみをますます強くするがまくんをはげますかえるくんの気持ちを読み取り、吹き出し
に書くことができる。
展 開
1 前時までの学習を想起する。
・かえるくんはどんな気持ちで手紙を待っていましたか。
・がまくんはどんな気持ちになっていたでしょう。
2 学習課題を確認する。
かえるくんはどんな気持ちでがまくんに話しかけているのでしょう。
3 本時の学習場面を音読する。
・手紙を待っているかえるくんの様子がよく表れているところに気を付けて詠みましょう。
4 詳しく読み取る。
(1)お手紙を待っているかえるくんの様子を読み取る。
・かえるくんが手紙を待っている様子が分かるところに線を引きましょう。
・何度も窓からのぞきながら、かえるくんはどんな事を思っていたのでしょう。
(2)かえるくんとがまくんの気持ちの食い違いを読み取る。
・かえるくんはがまくんに何て話しかけていますか。
・話しているところを視写しましょう。 前時の会話と比較する。
・かえるくんはどんな気持ちでしょう。
(3)かえるくんとがまくんの心情の変化に気を付けながら、会話文を読む。
・「でもね。きょうは。かもしれないよ」ということばから、かえるくんのどんな気持ちが分かりますか。
・一生懸命いっているかえるくんに対して、がまくんは何と答えていますか。
・がまくんはどんな気持ちになっていますか。
・かえるくんやがまくんになったつもりで会話文を詠みましょう。役割読。
5 学習のまとめをする。
・かえるくんになってがまくんを励ましましょう。吹き出しに書く。
6 次時の学習を知る。
3時目の3 手紙を待っているかえるくんとがまくんの様子と気持ち
価値目標
手紙を待っているときのかえるくんの心の変化と、ますます諦めと悲しみを強くするがまくんの気持
ちを読み取る。
技能目標
「かたつむりくんは、まだやってきません」が、3回繰り返されていることに気付き、かえるくんの
様子をがまくんの言葉から想像することができる。
言語目標
かえるくんの会話を「 」を使って、正しく書くことができる。
展 開
1 前時までの学習を想起する。
・悲しい気持ちで手紙を待っているがまくんをみて、かえるくんはどう思ったでしょう。
・それでかえるくんはどうしましたか。
・昨日の板書を見てイメージを確かめる。
2 学習課題を確認する。
まどからのぞくときのかえるくんの気持ちを考えよう。
3 本時の学習場面を音読する。 3の場面 指名読。
・かえるくんとがまくんの様子を考えながら読みましょう。
4 詳しく読み取る。
(1)かえるくんとがまくんの会話文を指摘する。
・かえるくんのいっているところはどこでしょう。
・視写する。
・かえるくんの言葉に対して、がまくんは何といっていますか。
・がまくんはどんな気持ちになっているのでしょう。
(2)繰り返されている言葉から、かえるくんの気持ちを読み取る。
・3回繰り返されている言葉は、どれでしょう。
・それぞれを動作化して考える。
・かえるくんはどんな気持ちでしょう。
1回目、2回目、3回目
(3)がまくんに教えてあげたいことを吹き出しに書いて話し合う。
5 学習のまとめをする。
・気持ちが分かるように読む。
6 次時の学習を知る。
3時目の4 ますます悲観的になるがまくんの気持ち
目 標
お手紙を心待ちにしているかえるくんと、あきらめと悲しみを強くするがまくんの気持ち読み取ること
ができる。
展 開
1 前時の場面を音読しながら想起する。
・がまくんのがお手紙がくるのをあきらめて寝ている。
・かたつむりくんがまだ来ない。
2 課題を確認する。
・がまくんとかえるくんの気持ちの違いを考えよう。
3
詳しく読み取る。
(1)会話文を取り出し、だれが言った言葉か確認する。
(2)会話文を音読練習する。役割読み
(3)かえるくんとがまくんのやりとのを読み取る。
・がまくんが、なぜ、あきあきしたのか。
・がまくんは、お手紙をもらったことを、なぜ、「そんなこと、ばからしいこと」と考えたのか。
・かえるくんが、3度も窓から外をのぞくわけ
・2人の気持ちの違いをおさえる。
4
読み取ったことを生かして音読する。
・ペア読み→一斉読み
5 まとめの音読をする。指名読み
6 次時の学習内容を確認する。
4時目の1 幸せ気持ちになっていくかえるくんとがまくんの様子と気持ち
価値目標
手紙を通して通じあう二人の幸せな気持ちを読み取ることができる。
技能目標
会話文を中心にかえるくんとがまくんの気持ちを読み取ることができる。
言語目標
二重かぎの使い方を理解することができる。
展 開
1 前時までの学習を想起する。
・窓のところにいたのはだれですか。
・ベッドにいたのはだれですか。
2 学習課題を確認する。
かえるくんとがまくんは、どんな気持ちでげんかんにすわっていたのだろうか。
3 本時の学習場面を音読する。
・かえるくんの書いた手紙に気を付けて読みましょう。
4 詳しく読み取る。
(1)手紙を待ち切れずに、自分が手紙を出したことを打ち明けるかえるくんの気持ちを想像する。
・かえるくんは、どこを見ていますか。
・どれくらいみていますか。
・なぜ、窓の外を見ていたのですか。
・がまくんは、どう思っていますか。
・とうとうかえるくんは、手紙を書いたことをいってしまいました。それはどこで分かりますか。
・どうしていったのですか。
・がまくんは何と言いましたか。
(2)かえるくんのお手紙を知って喜ぶがまくんの気持ちを読み取る。
・二人はどこに座っていましたか。
・どんな様子で座っていたかわかる所を視写しましょう。
・一斉読
・とても幸せな気持ちって、どういうことですか。
5 学習のまとめをする。
・がまくんは何と言いながら待っていますか。吹き出しに書いてみよう。
・かえるくんは何と言いながら待っていますか。吹き出しに書いてみよう。
・音読する 二人の幸せな気持ちになって読んでみよう。 指名読み
6 次時の学習を知る。
4時目の2 幸せ気持ちになっていくかえるくんとがまくんの様子と気持ち
価値目標
かえるくんの優しさと友情が、がまくんに通じ二人が幸せな気持ちになっていく様子を読み取ることができる。
技能目標
二人の気持ちの変化をを読み取り、気持ちが表れるように音読することができる。
言語目標
かぎや句点を正しく使って視写することができる。
展 開
1 前時までの学習を想起する。
・かえるくんの様子
2 学習課題を確認する。
二人とも幸せな気持ちになったのは、どうしてでしょうか。
3 本時の学習場面を音読する。
・会話文に気を付けて読みましょう。
4 詳しく読み取る。
(1)自分の手紙をまっているかえるくんとすっかり諦めているがまくんのの気持ちを考える。
・今、手紙を待っているのはだれですか。
・かえるくんが話した文を視写しましょう。
・かえるくんは、手紙を書いたことをどうして話してしまったのでしょうか。
・気持ちが分かるように音読する。
(2)かえるくんのお手紙の中味を知り、喜ぶがまくんの気持ちを読み取る。
・がまくんはかえるくんの手紙のどこがとてもいいと思ったのでしょうか。
・線を引いて発表する。
(3)玄関に座っている二人の気持ちを考える。
・どんな気持ちになっていますか。
・どんな様子ですか。
・二人のことをどう思いますか。
5 学習のまとめをする。
・がまくんはがかえるくんに話している言葉を書かせる。
6 次時の学習を知る。
4時目の3 幸せ気持ちになっていくかえるくんとがまくんの様子と気持ち
目 標
かえるくんが、お手紙の事をがまくんにはなしてから、幸せな気分になっていく二人の気持ちを読み取ることができる。
展 開
1 前時までの学習を想起する。
・かえるくんはがまくんをどの様に励ましましたか。
・がまくんはどんな気持ちになりましたか。
2 学習課題を確認する。
どうして二人はとても幸せな気持ちになったのでしょうか。
3 本時の学習場面を音読する。 4の場面 指名読。
・会話文に気を付けて読みましょう。
・二人の様子に気を付けて読みましょう。
・お手紙に何と書いてあるか気を付けて読みましょう。
4 詳しく読み取る。
(1)かえるくんが手紙とのこのことをうちあけたときのがまくんの驚きを読み取る。
・がまくんの会話文に線を引く。
・がまくんはかえるくんにどんな事をいいましたか。
・かえるくんはなぜ、手紙のことをいってしまったのか。
・がまくんはどんなきもちで「きみが」といったのでしょう。
(2)かえるくんのお手紙を視写し、がまくんへの気持ちを読み取る。
・かえるくんの手紙を視写しましょう。
・この手紙から、かえるくんのどんな気持ちが分かりますか。
・その気持ちは、どの言葉から分かりますか。
(3)二人ですわっている時のがまくんとかえるくんの気持ちを考える。
・がまくんは手紙の事を聞いて何と言いましたか。
・「ああ」の読み方を工夫して読みましょう。
・どんな気持ちで「ああ」と言ったのですか。
4時目の4 幸せ気持ちになっていくかえるくんとがまくんの様子と気持ち
目 標 かえるくんとがまくんの会話を手掛かりに、二人がとても幸せになっていく様子を読み取る。
学習課題 二人ともどうして幸せになったのだろう。
展 開
1 前時までの学習を想起する。
・指名読。
・がまくんはかえるくんが打ち明けたことを聞いてどう思いましたか。
・そんながまくんを見て、かえるくんはどう思いましたか。
2 学習課題を確認する。
二人ともどうして幸せになったのだろう。
3 本時の学習場面を音読する。
・かえるくんの書いた手紙にはどう書いてあった気をつけて読もう。
4 詳しく読み取る。
(1)会話文を手掛かりに、がまくんとかえるくんの気持ちを読み取る。
・かえるくんは、手紙に何と書いてあると言いましたか。
・がまくんは手紙の中身を聞いて何と言いましたか。
「ああ」「とてもいいお手紙だ」
・「とてもいいお手紙だ」と言っていますが、どこがいいお手紙なのですか。
・「ああ」と言ったとき、がまくんはどんな気持ちだったでしょう。
・「ああ」「とてもいいお手紙だ」の読み方を練習する。
・発表。役割読。
(2)二人が幸せになった気持ちを読み取る。
・二人の様子が分かる文を視写する。
「ふたりとも」「とても」「しあわせ」
・どんなことを心の中で言いながら、二人は待っていたのでしょう。シートに書く。
・発表する。
5 学習のまとめをする。
・心情曲線を使いながら、二人の気持ちをまとめる。
・隣同志で、役割読をする。
・音読する 役割読
4時目の5 幸せ気持ちになっていくかえるくんとがまくんの様子と気持ち
価値目標
かえるくんの書いた手紙のないようを知り、二人の友情に気付くことができる。
技能目標
手紙を待つ二人の幸せな気持ちを吹き出しに書くことができるようにする。
技能目標
「親あいなる」「親友」の言葉の意味を理解することができるようにする。
展 開
1 前時までの学習を想起する。
・かえるくんはどんな気持ちで手紙を待っていましたか。
2 学習課題を確認する。
二人はどんな気持ちで手紙を待っているのだろう。
3 本時の学習場面を音読する。 4の場面 指名読。
・がまくんの気持ちの分かる会話文に気を付けて読みましょう。
4 詳しく読み取る。
(1)かえるくんが手紙をだしたことを知ったときのがまくんの驚きを読み取る。
・かえるくんが窓の外を見ているのは、どうしてですか。
・だれがだれに書いた手紙をまっているのですか。
・それを知ったときのがまくんの気持ちはどうでしたか。。
・手紙には何と書いてありましたか。
(2)がまくんはどうして、「いいお手紙だ」といったのか話し合う。
・がまくんはどうして、「いいお手紙だ」といったのでしょう。
(3)幸せな気持ちで座っている二人の気持ちを読み取る。
・今、二人はどんな気持ちでいますか。分かる文を見付けましょう。
・書いてある文を視写する。 一斉読 指名読。
・「二人とも、悲しい気分で玄関の前に座っていました」と対比する。
・二人は心の中でどんなことをいっているのでしょうか。吹き出しに書いてみましょう。
・発表する。
5 学習のまとめをする。
・がまくんやかえるくんの気持ちや様子を思い浮かべながら、読みましょう。
6 次時の学習を知る。
4時目の6 幸せ気持ちになっていくかえるくんとがまくんの様子と気持ち
目 標 かえるくんの手紙受け取ったがまくんの気持ち
学習課題 お手紙を貰って喜ぶがまくんの気持ちとそれを見たかえるくんの気持ちを考えよう。_
展 開
1 前時の学習を想起する。
・「きみが」と言ったがまくんの気持ち。驚いている様子
2 学習課題を確認する。
お手紙の中みをしったがまくんは、どんなことを思ったのかな。
3 本時の学習場面を音読する。
・だれからだれへの手紙か。自由読み→役割読み
4 詳しく読み取る。
(1)かえるくんの手紙の内容を考える。
・手紙文を確認する。
・がまくんはこのお手紙のどこが「いい」と思ったのか話し合う。
サイドライン
親愛なる 親友の意味
かえるくんががまくんに親友としてどんなことをしたのか。
(2)かえるくんの心を知って感動するがまくんの気持ちを想像する。
・お手紙の中みを聞いてがまくんが思ったことを吹き出しに書く。
自分のことを親友だと言ってくれた人がいたうれしさ、感動。
まちにまったうがもらえる喜び
今までの自分の態度を反省する気持ち
5 読み取ったことを元に音読する。
どのように音読したいか書き込む。
どのように読むかを発表させてから、音読させる。相互評価
6 まとめの音読をする。
・テープで初めの読みと比較する。
6 次時の学習を知る。
5時目の1 ようやく、かえるくんの手紙を受け取ったがまくんの様子と気持ち
前 提 この場面に誰が登場するかによって、総てが違っていきます。
1 本文のみを対象にした場合→がまくんとかたつむりくん
2 挿絵も対象にした場合→がまくんとかえるくん、かたつむりくん
1の立場での授業展開(挿絵はないと考えるが、子供たちは挿絵も見ているのだから無理があります)
目 標 かえるくんの手紙受け取ったがまくんの様子と気持ち
学習課題 お手紙を受け取るがまくんの様子と気持ちを考えよう。
展 開
1 前時の学習を想起する。
・「とてもいい手がみだ」とがまくんがいいましたね。その後二人はどうしました。
2 学習課題を確認する。
お手紙を受け取るがまくんの様子と気持ちを考えよう。
3 本時の学習場面を音読する。
・出てくるのは誰でしょう。
4 詳しく読み取る。
(1)長いことってどのくらいですか。→4日です。
・2日目と3日目はどうしていましたか。→お手がみをまっていました。
・どんなようすでしょう。テレビに映してみましょう。
どこにいますか。
どんな顔をしていますか。
どんな気持ちでしょう。
(2)かたつむりくんが手紙を渡す場面をテレビに映してみよう。
・はじめに、玄関でかたつむり君が来る方を見ているがまくんが映りますね。
・かたつむりくんが見えたときのがまくんの顔はどうですか。
・がまくんはどうしましたか。
・出て行ってかたつむりくんにあいました。
・かたつむりくんがなにかいいましたよ。何と言っているかノートに書いてみましょう。
・それに対して、がまくんは何と言ったでしょう。書きましょう。
5 手紙を受け取ったがまくんの様子と気持ち。
・テレビに映してみよう。
・がまくんは手紙を読みましたか。→読んだ。読まない。2つの意見が出る。出なければこちらから出す。
・それぞれに分かれて考えを言わせる。まとめない。
6 全文を音読をする。
7 次時の学習を知る。
5時目の2 ようやく、かえるくんの手紙を受け取ったがまくんの気持ち
前 提 この場面に誰が登場するかによって、総てが違っていきます。
1 本文のみを対象にした場合→がまくんとかたつむりくん
2 挿絵も対象にした場合→がまくんとかえるくん、かたつむりくん
2の立場での授業展開
目 標 かえるくんの手紙受け取ったがまくんの気持ち
学習課題 お手紙を貰って喜ぶがまくんの気持ちとそれを見たかえるくんの気持ちを考えよう。_
展 開
1 前時の学習を想起する。
・「とてもいい手がみだ」とがまくんがいいましたね。その後二人はどうしました。
2 学習課題を確認する。
お手紙を受け取るがまくんとそれを見ているかえっるくんの様子と気持ちを考えよう。
3 本時の学習場面を音読する。1 前時の学習を想起する。
・「きみが」と言ったがまくんの気持ち。驚いている様子
2 学習課題を確認する。
お手紙の中みをしったがまくんは、どんなことを思ったのかな。
3 本時の学習場面を音読する。
・だれからだれへの手紙か。自由読み→役割読み
4 詳しく読み取る。
(1)かえるくんの手紙の内容を考える。
・手紙文を確認する。
・がまくんはこのお手紙のどこが「いい」と思ったのか話し合う。
サイドライン
親愛なる 親友の意味
かえるくんががまくんに親友としてどんなことをしたのか。
(2)かえるくんの心を知って感動するがまくんの気持ちを想像する。
・お手紙の中みを聞いてがまくんが思ったことを吹き出しに書く。
自分のことを親友だと言ってくれた人がいたうれしさ、感動。
まちにまったうがもらえる喜び
今までの自分の態度を反省する気持ち
5 読み取ったことを元に音読する。
どのように音読したいか書き込む。
どのように読むかを発表させてから、音読させる。相互評価
6 まとめの音読をする。
・テープで初めの読みと比較する。
6 次時の学習を知る。
・出てくるのは誰でしょう。
4 詳しく読み取る。
(1)長いことってどのくらいですか。→4日です。
・2日目と3日目はどうしていましたか。→お手がみをまっていました。
・まいにちかえるくんがきていたんですね。
・どんなようすでしょう。テレビに映してみましょう。
どこにいますか。
だれがいますか。
どんな顔をしていますか。
どんな気持ちでしょう。
(2)かたつむりくんが手紙を渡す場面をテレビに映してみよう。
・はじめに、玄関でかたつむり君が来る方を見ているがまくんとかえるくんが映りますね。
・かたつむりくんが見えたときのがまくんの顔はどうですか。かえるくんはどうですか。
・二人はどうしましたか。誰が先ですか。
・出て行ってかたつむりくんにあいました。
・かたつむりくんがなにかいいましたよ。何と言っているかノートに書いてみましょう。
・それに対して、がまくんは何と言ったでしょう。書きましょう。
5 手紙を受け取ったがまくんの様子とかえるくんの様子。
・テレビに映してみよう。
・がまくんは手紙を読みましたか。→読んだ。読まない。2つの意見が出る。出なければこちらから出す。
・それぞれに分かれて考えを言わせる。まとめない。
・かえるくんはどうしていますか。
6 全文を音読をする。
7 次時の学習を知る。