「どうぶつの赤ちゃん」   1年下 光村図書

   1 学習訓練

  2 授業の流れ


 1 学習訓練
   お母さん方へ

1  ここで述べている学習方法は、普通の国語の授業では、このようなことを特別に取り上げては進めないと思われます。ですから、
  こ のやり方をしたからといって、学校の授業に支障が出ることはありません。むしろ、学校の授業の基礎的なことがらですので、 
  大変 参考になると思います。

2 子どもに無理をさせないように、1日 の作業は30分以内にしてください。30分にならなくても子どもが興味を失ったようであれば
  その時点でやめてください。どこまで 進むかは、子どもの意欲によります。この教材をするのが何日かかってもかまいません。
  大体10日間と考えてください。最もどんど ん進むのはかまいません。慣れてくれば速くなります。

3 1年生 ですからまったくのはじめです。お母さんが相手をして一問一答の形で進めてほしいです。常に褒めることを忘れないでくだ  さい。

4  ゲームをしているような感じでやってほしいです。

   準備するもの

1  教材(教科書) 

    鉛筆で書き 込んだり、蛍光ペンで塗ったりしますので、コピーをしたほうがいいでしょう。教師によっては書き込みを嫌う人もい
    ます。

     手元になければ、大きい図書館では、各社の教科書を展示していることがあります。それからコピーします。

     また、図書館でなければ、教科書の出版社で面倒を見てくれると思います。

     教科書は高価でないので購入することも考えられると思います。子どもの学校に教科書を納入している店を聞くと教えてくれ     ます。教育委員会 でも教えてくれるはずです。

2 蛍光ペン  2本

   基本的には何色でもかまい ませんが、ここではピンクと黄色を選びました。

3  鉛筆

    芯の柔らかいもの。Bがいいでしょう。学校で指定している鉛筆がHBであればそれでもかまいません。
   消す時にあとが残らな いようにするためです。



<基 礎段階>

0 題だけ読んで何 のことが書いてあると思うか考えさせる。

   題だけを読んで、何のことが書いてあ るか予想することを習慣づけたいです。題には、筆者が子どもたちに考えてもらいたい中心 
    的なことが書いてあります。
     題だけといっても写真や文が目に入っています。それでもいいのです。

    ・題を読んでごらん。何のこ とが書いてあると思う。→「どうぶつのこと」、「赤ちゃんのこと」、「どうぶつの赤ちゃんのこと」
    ・間違ってもいいのです。考えた ということが大事です。

1 全文を通読する。  学習方法1

    原則は、黙読ですが、低学年は、音読→微音読→黙読と進みます。

    1年生の2月ころですから、1文ずつお母さんと交互に読んでも、段落毎に読んでもいいですし、一人で微音読は黙読をしてもいいで   す。子どもの状態によります。読めない漢字は教科書の下の欄を参考にして解決させます。教えてもいいです。

    一緒に最後まで読むことが目的です。


 
2 形式段 落に鉛筆で番号をつけさせる。  学習方法2

   ・ 目的→段落を意識させる。「段落」という言葉を使っていいです。
   ・ 「形式段落」とは、1字下げて書いてある文から次の1字下げて書いてある文の前までの部分をいいます。
   ・ 鉛筆は、芯のやわらかいものを用意します。力を入れないように教えてください。
   ・一緒に1字下がっているところを探します。文 を読む必要はありません。1字下げのところだけを追っていきます。
  
   カンガルーもいれて、①から⑩と考えます。

3 つなぎ言葉(接続語)に鉛筆で、<   >をつける。学習方法3

    「そして」「だから」「しかし」など、文と文末表現をつないでいる言葉です。前の文の文末「。」の後にあり、つなぎ言葉の次には「、」が     あります。

     ここでは、①そして ②けれども ④そして ⑥そして、だから ⑧そして

 
4 こそあど言葉(指示語)を鉛筆で囲む。 学習方法3

  ・こそあど言葉とは、ことばの頭に、「こ、そ、あ、ど」がつ く言葉です。
  ・最初に1人でやらせます。
  ・このときも全文を読む必要はありません。子どもは、順序に見ていきますが、抜かして もかまいません。
   見開きのページを全体として見ることができるようにします。はじめはP86をさして、「ここにはないかな」と いいます。
   すると、「どんな」と「どのように」を見つけます。そしたら、ほめて、「どんな」と「どの」を鉛筆で囲ませます。
  ・このとき、確かめる方法を教えます。「こ、そ、あ、ど」がつく言葉を見つけたら、「こ、そ、あ、ど」に入れ替えていってみます。
   「どんな」の場合は、「こんな、そんな、あんな」といってみてみんなうまくつながれば当たりです。
   「どうぶつ」は、「こうぶつ、そうぶつ、あんぶつ、どんぶつ」となり、だめだということが分かります。
    後は黙って探させます。
  ・最後までやったら、順にチェックしてそのたびにほめます。抜かしているところがあったら、「ここにはな かったかな」と
   いい考えさせます。
  
・いろいろありますから、子どもと一緒にやってください。

  ・この文章では、①どんな、どのようにして  ⑦その  ⑨この ⑩そうして 


5 題を手がかりに何のことが書いてあるか考える。  学習方法7

    この教材の場合は、題名にずばりと書いている。「どうぶつの赤ちゃんのこと」が書いてある。

6 重要語句(大事な言葉)を指摘し、蛍光ペンで塗る。  学習方法8、9

(1)題にある言葉→押し付けないで軽く塗るように指導してください。

   ア 「どうぶつ」にピンクで塗る。     
     まず、題に塗ります。そしてから、見開きページをみて、「どうぶつ」だけを見つけさせます。
      ①と②を見つけたら見つけたことと塗り方をほめます。子どもは喜んで次に目を走らせます。残念なことに後にはありません。
    イ 「赤ちゃん」に黄色を塗る。
     題にぬらせます。「探してごらん」といって探させます。
     ①、②、③、④、⑤、⑥、⑦、⑧、⑨、⑩


(2) 題と関係ある言葉

    ア 「どうぶつ」と関係ある言葉を見つけさせる。→ピンクで囲ませる。
      ・「どうぶつにピンクを塗りましたね。①と② にしかありませんでしたね。でも、どうぶつがまだあるんですよ。
       P87から探してごらん。→ライオン。3ヶ所囲みましょう。
        次のページには、ライオンもありますが、別の動物もありますよ。ないかな。→じゃうま
       その次にもまだあるよ。どんどん囲んでください。
    
   イ 「赤ちゃん」と関係ある言葉を捜させる。→おかあさん
    
 
7 文末表現の吟味  学習方法6

    ・ 「文末表現」とは、文末(。の前の言葉)のことです。
   ・ 説明文の文末は、原則として、常体で現在形です。しかし、低学年では、子どもに親しまれるように敬体を使っています。
   ・ この文章では、「・・・ます。」というのが普通です。
  
 ・文末の見つけ方を教 えて、「ます」の右に鉛筆で線を引かせます。このときも全文を読むのではなく、「。の前」だけを見るように
    させます。
      「ます」のほかに、②と③に「ますか」があります。
   ・文末表現から分かること。(あとで吟味しますので軽く触れる程度 にします。)
       問題を出している文→①と②「いますか」
       答えの文→ちょっと見つけれ ません。ひらめく子は、後の文から見つけるかもしれません。


8  挿絵の内容を説明している段落を指摘する。 学 習方法15

   「この挿絵のことは、何番に書いてありま すか」と聞きます。
     P87の挿絵→②              
     P88の挿絵→③
      P89の挿絵→⑤
     P90の挿絵→⑥、⑦
     P94の挿絵→⑧
     P95の挿絵→⑩

 
<整 理段階>

  ここは、思考の段階に移る前の準備段階です。

 書くこと中心ですから抵抗があると思いますから、お母さんが問答 をしながら書いてやってください。書くことが得意な子には欠かせます。
 ここで出来たシートを手がかりに思考段階に移ります。

  思考段階までやると「説明文の学習の基礎」は一通りできたということになります。


<シー ト> ここでは横書きですが、縦書きに直して与えます。


  1年生では、このような表をノートに書くことは無理がありますから、B4かA4の用紙に作ってやってください。

  記入の指導
 
1 
ある程度の区切りで、文頭の言葉を書き抜く。
    文頭だけを探させます。
    
2 文 頭に対応する文末表現を書き抜く。
   
文 末だけを探させます。
   文頭に対応する欄に書くことを意識させます。

3 題からの重要語句を文頭に対応する行に書き抜く。
  ・「どうぶつ」→ピンクに塗っているところに注目させます。
こ こでは目立たないので赤色で表記します。
  ・「赤ちゃん」→黄色
に塗っているところに注目させます。こ こでは目立たないので青色で表記します。
  ・鉛筆で書いてください。出来上がって から、蛍光ペンで塗ればいいです。

4 関係語句を書き抜く。
   ・「どうぶつ」に関係ある言葉→ピンクの(  )で囲んでいます。
    ライオン、しまうま、カンガルー
   「・赤ちゃん」に関係ある言葉→ピンクの(  )で囲んでいます。
    おかあさん

5 省略されている言葉を見つける。
   ・「どうぶつ」が省略されているところに、(どうぶつ)と補う。
     ①では、「大きくなっていくのは、何ですか」→どうぶつの赤ちゃんです。  (赤ちゃん)
      というように問答しながら書き込ませる。
   ・「ライオン」が省略されているところに、(ライオン)と補う。
   ・「しまうま」が省略されているところに、(しまうま)と補う。
   ・「カンガルー」が省略されているところに、(カンガルー)と補う。
   ・「赤ちゃん」が省略されているところに、(赤ちゃん)と補う。
   ・「どうぶつ」が省略されているところに、(どうぶつ)と補う。
   ・「おかあさん」が省略されているところに、(おかあさん)と補う。
 
   完成したのが、下の表です。


                     「どうぶつ赤ちゃん
           

段 落番号   文頭の言葉           重 要 語 句文 末表現
 ①どうぶつ
<そして>
どうぶつ        赤ちゃん
(どうぶつ)     
 (赤ちゃん)
のでしょう
のでしょう
 ②ライオン
目や耳は
ライオンは
<けれども>
ライオン        赤ちゃん
(ライオン)      (赤ちゃん)      
ライオン どうぶつ
(ライオン)       赤ちゃん       おかあさん
です
です
ます
ません
 ③ライオン
よそへいくときは
ライオン        赤ちゃん じぶん
(ライオン)      (赤ちゃん)      おかあさん
ません
のです
 ④ライオンの
一年くらいたつと
<そして>
ライオン        赤ちゃん       おかあさん
(ライオン)      (赤ちゃん)      おかあさん
(ライオン)      (赤ちゃん) じぶん
ま す
ます
ます
 ⑤しまうまの
目はあいていて
しまももようも
しまうま         赤ちゃん
(しまうま)       (赤ちゃん)      
(しまうま)       赤ちゃん)       おかあさん
ます
ます
です
 ⑥しまうまの
<そして>
<だから>
しまうま         赤ちゃん
(しまうま)        (赤ちゃん) じぶん
(しまうま) どうぶつ (赤ちゃん)    おかあさん
ます
ます
のです
 しまうまの
そのあとは
しまうま          赤ちゃん      おかあさん
(しまうま)             じぶん  おかあさん
です
ます
 カンガルーの
目も耳も
はっきりわかるのは
カンガルー        赤ちゃん
(カンガルー)        (赤ちゃん)
(カンガルー)        (赤ちゃん)
です
ません
です
 ⑨それでも
<そして>
カンガルーの
(カンガルー)          赤ちゃん      おかあさん
(カンガルー)        (赤ちゃん) じぶん (おかあさん)
カンガルー            赤ちゃん      おかあさん
ま す
ます
のです
 ⑩カンガルーの
そうして
カンガルー             赤ちゃん      おかあさん
(カンガルー)                 じぶん (おかあさん)
ます
ます
   


<思 考段階>
 

  私たちは、赤ん坊のころから比較して考えるという思考方法を身につけ、その中で大きくなってきました。
例えば、りんごが2個あるとし ます。どちらか好きな方をとりなさいといわれると、その2個を比べて自分がほしい方をとります。
大きさ、色合いを比べて、大きくて色 合いの好きな方をとります。りんごと柿があれば、自分の好きな方をとります。
比較の思考は、どちらかというと根源的な思考方法という ことが出来ます。しかし、私たちは、これを思考方法というような意識
で使っていません。無意識に使っているに過ぎません。

  この「比較の思考」を意識的に学習に使おうとするものです。「比較の思考」の用い方を体得すると、国語の学習が情緒的では
なく論理的 になってきます。論理の上に立った情緒的な学習になると、今まで感性の優れた子どもだけが得意な国語が誰でも
ある程度までは喜んで学 習に取り組むようになってきます。


1  シートを見て考える。 ①~⑨を眺めて 

   全体をある観点からヨコ(水平)に比 較していく。


(1)文頭(段落)の言葉を比べる

   ・ 文の数を意識させる。四→②  三→④、⑤、⑥、⑧、⑨   
   ・<そして>が4回(①、④、⑥、⑨)ある。   

(2)文末表現を比べる。

    ・ 同じものを見つける。
     「ます」が多い。→ていねい体(敬体)の文末である。
   ・違うもの を見つける。→働きは、子どもの状況を見て簡単に説明してやりましょう。
     「のでしょう」①だけ。→問いかけです。
     「です」→「ます」と同じく丁寧な言い方ですが、断定的な意味がこめられています。
     「ません」→「ます」の否定形です。
     「のです」→「のです」と同じですが、強調しています。

     「のです」は、「ライオン、しまうま、カンガルー」のところで1回ずつしか使われていません。
    

(4)重要語句を比べる

    ・「どうぶつ」は、①にしかない。
   ・ ②から④までが、「ライオン」のこと。
   ・ ⑤から⑦までが、 「しまうま」のこと。
   ・ ⑧から⑩までが、「カンガルー」のこと。

     

3 文章構成をとらえる。

    1年生では、3つ(はじめ・中・終わり)に分けることは扱わない。 

    この文章では、「じどう車くらべ」と同じで、「はじめ」、「中」はあるが、「終わり」が省略されている。

  4 題・冒頭部分から、読みの視点をとらえる。 

      題に、「どうぶつの赤ちゃん」とあります。どうぶつの何を比べるのかは、①で明らかになっています。

     ・「生まれたばかりのときは、どんなようすをしているか」

     ・「どのようにして大きくなっていくか」

     この2つの視点で読んでいくのです。

 6 段落の役割を考え、文章構成 をつかむ。(問題提起、説明、例、意見、まとめ等)

     1年生では無理です。①で問題を出していますね。後には答えが書いてありますと話しておきます。。

 7  比較して考える。

   何を比較する かという観点を見つけるのは、子どもにとってとても難しいので、指導者が提示して解決する面白さを感じ取らせます。

    それには、指導者がいい観点を見つけなければなりません。これがなかなか難しいのです。

     子どもが興味を持って取り組みそうな観点

    文章にそ の回答がある観点、あるいは文章を手がかりに推測できるような観点。

 タイプは2 つあります。

    1 どの教材にも共通する形式的な観点

       この観点は、どの教材でも当てはまりますので、その教材で特徴的なも のを取り上げます。

       ・文頭(段落)の言葉を比較す る。

       ・文末を比較する。

        ・重要語句を比較する。→ここまでは既にやってきています。

        
    2 この教材でしか考えられない内容的 観点

       内容的観点は、その教材でしか解決できない観点です。この観点が最も子どもの興味を引き、思考力を つけます。

      ところが、この観点を見つけやすい教材と 見つけにくい教材とがあります。そこが指導者の腕の見せ所です。

    比較して何を発見するかというと、同じこと(類似点)と違うこと(特異点)を探します。

  また、書かれていて当然なことが、なぜ書かれていないかも考えます

(1) 基本的には、「どうぶつ」や「赤ちゃん」を比べます。

   ア ライオンとしまうまと、カンガルーのおかあさんと赤ちゃんを比べます。

   イ ライオンのおかあさんと赤ちゃんを比べます。

   ウ しまうまのおかあさんと赤ちゃんを比べます。

   エ カンガルーのおかあさんと赤ちゃんを比べます。  

(2) 呼称について考える。

  ・動物の仔を「赤ちゃん」と呼んでいます。また、牝のことを「おかあさん」と呼んでいます
  ・どちらの呼称も、子どもたちに親近感をもたせるためです。
  ・「おとうさん」という言葉は、でてきません。この文章は、動物の母と仔を対象にしているのです。

  ・③と④と⑦と⑨と⑩に、「じぶん」という呼称を使っています。③の場合は、いずれも「赤ちゃん」が成長した状態を表しています。

  ・しかし、③⑨と④、⑦、⑩とは意味が違っています。

    ③を見てごらん。ライオンを人間のように言っている言葉があるでしょう。→赤ちゃん、おかあさん
    もう1つあるよ。→じぶん
    そうですね。外の段落にはないでしょうか。探してごらん。→④、⑦、⑨、⑩にあります。

    表に書き込みましょう。

  ・③の「じぶん」というのは、誰のことですか。→ライオンの赤ちゃん
   そうですね。では④の自分は誰のことですか。→ライオンの赤ちゃん
   赤ちゃんがじぶんでつかまえてたべれるでしょうか。→「1年ぐらいたつと」と書いてありますから、赤ちゃんより大きくなっています。

  ・⑥の「じぶん」というのは、誰のことですか。→しまうまの赤ちゃん。
  ・⑦の「じぶん」はどうでしょう。→しまうまの赤ちゃんです。でもじぶんでたてるんですから、赤ちゃんより大きくなっています。
   そうですね。体の大きさは同じですが、ライオンの赤ちゃんとは違いますね。

  ・⑨の「じぶん」というのは、誰のことですか。→カンガルーの赤ちゃん。 
  ・⑩はどうでしょう。→「六か月ほどたつと」とありますから、もう赤ちゃんではありません。
  ・「じぶん」で食べれるくらいになった時のことですね。

 

(3) そのため、どんなつくりになっているか。→あらかじめ、表を作っておき、それに記入するようにしましょう。

     「生まれたばかりのようす」と「どのようにして大きくなっていくか」が視点でした。

           生まれたばかりのようす       大きくなりかた
 大きさ 耳や目 にているかあるくかたべものどのくらい  たべものじぶんで
ライオン子ねこぐらいとじたままにている
よわよわしい
あるけないおちち2か月
~1年
おちちとえものえもの
しまうまやぎぐらいあいている
たっている
そっくりたち、
はしる
おちち7日ぐらいおちちと草
カンガルー1年玉ぐらい
のおもさ
どこにあるか
わからない
いくらか
にている
あるける
はい上がる
おちち6か月おちち
 人間

(4)人間について考え、表に書き込ませる。

   子どもたちに自由に埋めさせます。お母さんから聞いたり、自分で考えたりします。

   進める子には、パンダなどじぶんで選ばせ、図鑑などで調べさせるのもいいでしょう。

(5) 発展的に、ライオン、しまうま、カンガルー、人間を項目毎に比較し、思ったことを発表する。



<比較してわかること>

   比較して何を発見するかというと、同じこと(類似点)と違うこと(特異点)を探します。

  また、書かれていて当然なことが、なぜ書かれていないかも考えます

   1 お母さんを比べて

      住む場所が同じ

      赤ちゃんを育てしつけをする。

      敵から守る。

     ライオンが一番強い→どうぶつの王さま

     しまうまやカンガルーにとってライオンは敵。→餌にされる。

           カンガルーに袋があるが、ライオンとしまうまにはない。

     食べ物→ライオンは、他の動物(えもの 肉食動物)、しまうまとカンガルーは、草(草食動物)

   2 赤ちゃんを比べて

      おかあさんに守ってもらう。お母さんなしでは生きられない。

      はじめはお乳を飲むが、やがて、じぶんで食べ物をとるようになる。

      大きさが違う。ライオン→子ねこぐらい。しまうま→ヤギぐらい。カンガルー→一円玉ぐらい。

      しまうまが一番大きくて、カンガルーがとても小さい。

      ライオンは、自分で移動できないが、しまうまは完全に移動でき、カンガルーは目が見えないのに前足だけでふくろまではい上がれる。

      ライオンは、目や耳はとじているが、しまうまは、目も耳もちゃんとある。カンガルーは目も耳もどこにあるかわからない。

      おちちだけ飲む期間→ライオンは約2か月、しまうまは約7日、カンガルーは約6ヶ月。しまうまが極端に短く、カンガルーが長い。

                     (袋の中で安全)

      自力で食べ物を食べることができるようになる時期→ライオンは生後約1年、しまうまは約8日後、カンガルーは6ヵ月後。

                                       しまうまが一番早く、ライオンが一番遅い。(餌が逃げる)

      3 おかあさんと赤ちゃんを比べて

         ライオン→外見は似ているが、赤ちゃんは自分で歩けないくらい弱弱しい。おかあさんは、獲物を食べるが、赤ちゃんは、

                お乳を飲む。

         しまうま→外見が似ているし、赤ちゃんは、自力で移動できる。おかあさんは、草を食べるが、赤ちゃんは、7日後には、

                おちちのほかに草も食べる。

         カンガルー→外見はまったく似ていない。極端に小さい。しかし、自力でふくろまではい上がれる。袋の中で育つ。

      

8  筆者の工夫

    (1) ていねいなやさしいいいまわしをしている。
   (2)子どもに分かりやすい比喩を使っている。
      赤ちゃん、おかあさん、じぶん
      子ねこぐらい、やぎぐらい、一円玉ぐらい(重さと書いているが、大きさもそのぐらい)

 

9 筆者の感情・態度

    説明的文章には、そのことに対する筆者の感情、感動、態度が必ず含まれています。文、修飾語、助詞、文末
   表現、比喩など
から、筆者の感情、感動、態度を探り、物事に対する見方、考え方を学んでいくのです。

    筆者の感情・態度は、は直接表現されている場合と間接的に表現されている場合があります。同じ物事を表す時
   に、なんという言葉で表現するかということ です。例えば、「チチオヤ」を「父、父親、お父さん、父さん、パパ、おや
   じ」などと呼びますが、どの言葉を使うかによってその人物とチチオヤとの関係や気 持ちがが推測できます。

   また、間接的に表現されている場合は、修飾語に筆者がどんな言葉を使っているかで分かります。そのことに好意
   を持っていればプラスイメージの言葉を使い、好意を持っていなければマイナスイメージの言葉を使っています。

   プラスイメージの言葉とは、誰もがいい感じを持つ言葉のことです。
   例えば、「きれいな花」と「みすぼらしい花」では、その人物がその花に対してどんな感情を持っているか分かります。

   この教材では、子どもたちに自然の驚異・不思議さを感じとらせたいという筆者の願いのもとに書かれています。

   ですから、書かれている事実そのものに驚きを感じるように、また表現の仕方にも驚きを感じるように工夫されています。

      ライオン    お母さんと対比  動物の王様(強い)→ところが赤ちゃんはよわよわしい。
      しまうま    ライオンと対比  子ねこ→やぎぐらい。
      カンガルー  ライオン、しまうまと対比 子ねこ(小さい)→やぎ(大きい)→一円玉(とても小さい)

      しまうま→もうヤギぐらいの大きさ、三十ぷんたたないうちに

<発 展段階>

    1年生には、無理がありますが、参考までにあげました。

1  部分を図表やイラストに書いてみる。

    今回は、表を使いました。問答しながら埋めていきます。

2 意味段落に小見出しをつける。

3  筆者の考え・意見を書き抜く。 

4  目的にそって、部分や全文を要約する。

5  自分の感想や意見をもつ。

    内容、構成、表現、筆者の意見などについての自分の考えを話したり、書いたりする。

6 発展読書をする。

    似たようなもの、こと、材料、テーマを取り扱った本を読む。

7 簡単な説明的文章を書いてみる。







授業の流れ

教材の目標

<価値目標>
  ・ライオン、しまうま、カンガルーの赤ちゃんの生まれたばかりの様子と、大きくなっていく様子を読み取
   り、それぞれの成長に目を向け、新しい発見の喜びを味わうことができる。
  ・それぞれの動物の赤ちゃんの様子や成長していく様子を比較しながら読み、自然の仕組みの巧みさに目を
   向けさせ、自分達の誕生や成長の問題について考えようとする態度を育てる。
  ・動物の赤ちゃんの生まれたときの様子と成長していく様子の違いを読み取ることにより、自然界に適応し
   て生きている動物の生命の誕生や成長に興味を持つことができる。
  ・ライオン、しまうま、カンガルーの赤ちゃんの生まれたばかりの特徴や成長の様子は、それぞれ違うとい
   うことを読み取らせるとともに、それを通して自然の仕組みの素晴らしさ、自立し生きていこうとする生
   命力のたくましさを感じとらせる。

<技能目標>
  ・それぞれの動物の赤ちゃんの様子や特徴を比較しながら読み、書かれている事柄を正しく読み取ることが
   できる。
  ・それぞれの動物の赤ちゃんの様子や特徴を比較しながら読み、書かれている内容の大体を理解することが
   できる。
  ・文章の内容を考えながら、はっきりした発音で音読したり、視写することができる。

<言語目標>
  ・一つ一つの語句の意味や使い方について、正しく理解することができるようにする。
  ・肯定・否定の表現の役割や、文中の語句の役割について正しく理解することができる。
  ・主語と述語の照応に注意する。
  ・身近なものの名前や事象を表す語句について関心を持つこと。

<指導計画>(9時間扱い)


   第1次  全文概観……文章構成 段落の関係 論の進め方 要旨の予想
   第2次  内容精査(6時間)
        1 生まれたばかりのライオンの赤ちゃんの様子を読み取る。
        2 生まれたばかりのしまうまの赤ちゃんの様子を読み取る。
        3 生まれたばかりのカンガルーの赤ちゃんの様子を読み取る。
        4 ライオンの赤ちゃんが大きくなっていく様子を読み取る。
        5 しまうまの赤ちゃんが大きくなっていく様子を読み取る。
        6 カンガルーの赤ちゃんが大きくなっていく様子を読み取る。
   第3次  筆者の工夫をまとめる。
   第4次  人間の赤ちゃんについての説明文を書く。(3年以上)


第1次 全文概観……文章構成 段落の関係 論の進め方 要旨の予想

 展 開

1 題名を視写して考える。
   ・ 何のことが書いてあるか。
     どうぶつにピンクを、赤ちゃんに黄色を塗る。
   ・ 何というどうぶつのことが書いてあるかか。
2 一斉読する。
   ・ 新出漢字
   ・ 読み替え漢字
3 黙読する。
   ・ 段落に番号をつける。
   ・ こそあどことば、つなぎことばに印をつける。
4 席の順に1文ずつ音読する。
   ・ 漢字の読みの確認。
   ・ 文末表現の確認。
   ・ 段落の確認。
5 読みの視点をとらえる。
  ・1段落を視写する。
  ・ 生まれたばかりの様子と大きくなる様子について学習すること。
6 次時の予告
   ライオンにピンクを塗ってくる。

第2次・・・・・・内容精査

 1時目  生まれたばかりのライオンの赤ちゃんの様子

 展 開

1 課題を確認する。
   ・ライオンの赤ちゃんの生まれたばかりの様子と大きくなる様子について学習することを確認する。
2 本時の学習場面を音読する。②、③段落
   ・ライオンの赤ちゃんのことで、読んで分かったこと驚いたことはどんな事か考えながら読みましょう。
3 詳しく読み取る。
(1)読んで驚いたことを発表させ、板書する。 
(2)大きさについて
   ・どんな大きさですか。  子ねこぐらい  両手で想定
                   親ねこ、親ライオンと比較
(3)目と耳について
   ・目と耳はどうなっていますか。 とじたまま  動作化
   ・とじたままではどんなことにこまりますか。
(4)親との比較について
   ・よわよわしい   弱いと比較
   ・こんなに弱くてライオンの赤ちゃんは困らないでしょうか。

      お母さんに守られている。
   ・動物の王様と弱々しいライオンの赤ちゃんと比較   似ていない。
(5)移動について
   ・口にくわえてはこんでもらう
5 学習のまとめをする。
(1)音読させる。
 価値目標
  ・時を表す言葉に注意して、しまうまの赤ちゃんの成長が非常に早いということを読み取ることができる。
 技能目標
  ・拗音や句読点に気を付けて、正確に視写することができる。
 言語目標
  ・文の中の主語(省略された主語)と述語の照応に注意することができる。

(2)視点ごとにまとめて説明する。
6 次時の学習を知る。  しまうまの赤ちゃんの様子。


 2時目  生まれたばかりのしまうまの赤ちゃんの様子。 

 展 開

1 前時までの学習を想起する。
  ・ライオンの赤ちゃんは、お母さんと似ていましたか。
2 課題を確認する。
  ・今日勉強するのは、どんな動物の赤ちゃんでしたか。
  ・しまうまの赤ちゃんのどんな様子ですか。
  ・しまうまの赤ちゃんは、生まれたばかりのときはどんな様子をしているのでしょう。
3 本時の学習場面を音読する。⑤、⑥段落
  ・指名読。
  ・生まれたときの大きさが分かるところに線を引く。
4 一人読みをする。
  ・生まれたときの大きさが分かるところを書き抜く。
5 詳しく読み取る。
   しまうまの赤ちゃんは、母親とそっくりの形で生まれてくることを読み取る。
  ・赤ちゃんは大きいと思いますか。
  ・大きさのほかにライオンの赤ちゃんと違うところはありませんか。
  ・視写をする。「目はあいていても、耳もぴんと立っています。しまのもようもついていて、おかあさんにそっくりです。」  
  ・どんなところがお母さんそっくりですか。
  ・お母さんにそっくりだと、どんないいことがありますか。
6 学習のまとめをする。
(1)ライオンの赤ちゃんと比べて、しまうまの赤ちゃんがすごいとおもうところはどこですか。
(2)勉強をふりかえってをかきましょう。
7 次時の学習を知る。  大きくなっていく様子。


 3時目  生まれたばかりのカンガルーの赤ちゃんの様子。 

 展 開

1 前時までの学習を想起する。
  ・しまうまの赤ちゃんは、お母さんと似ていましたか。
  ・ライオンの赤ちゃんもお母さんと似ていましたが、ちょっと違うところがありましたね。
2 課題を確認する。
  ・今日勉強するのは、どんな動物の赤ちゃんでしたか。
  ・
カンガルーの赤ちゃんは、生まれたばかりのときはどんな様子をしているのでしょう。
3 本時の学習場面を音読する。⑧、⑨段落
  ・指名読。
  ・生まれたときの大きさが分かるところに線を引く。
4 一人読みをする。
  ・生まれたときの大きさが分かるところを書き抜く。
5 詳しく読み取る。
  ・
カンガルーの赤ちゃんの重さと大きさを挿絵から考える。→とても小さい。
  ・大きさのほかにライオンやしまうまの赤ちゃんと違うところはありませんか。
  ・視写をする。「目も耳もどこにあるのか、まだよくわかりません」  
  ・はっきりわかるのは。
  ・カンガルーの赤ちゃんのすごいところは。
6 学習のまとめをする。
(1)とても小さいいけれど、じぶんの力でおかあさんのふくろにはいる。
(2)勉強をふりかえってをかきましょう。
7 次時の学習を知る。  大きくなっていく様子。


 4時目 ライオンの赤ちゃんが大きくなっていく様子。


 展 開

1 前時までの学習を想起する。
  ・いままで動物の赤ちゃんが生まれた時の様子について勉強してきましたね。
   一番小さいのは、
   お母さんとそっくりなのは、
   似ているけど、お母さんと反対なのは、
2 課題を確認する。
  ・今日は、ライオンの大きくなり方について勉強していきましょう。
  ・まず、ライオンの赤ちゃんの大きくなり方が書いてあるのは何段落ですか。
3 本時の学習場面を音読する。 ③、④
  ・指名読。
  ・びっくりしたことを見付けよう。
  ・点や丸に気をつけてはっきりゆっくり読もう。
4 詳しく読み取る。
(1)「くわえてはこんでもらう」ことを視写して読み取る。
  ・なぜ、口にくわえてはこんでもらうのですか。
  ・しまうまはどうでした、
  ・カンガルーはどうでしたか。
  ・みんなはどうだった。
(2)じぶんでえものをつかまえて食べるようになるまでを読み取る。
  ・はじめはどうでした。→お乳だけ。
  ・いつまで飲んでいますか。→二か月ぐらい。
  ・そのあとは、→お母さんが取った獲物も食べる。
  ・一年くらいたつとどうなりますか。→じぶんで捕まえて食べる。
  ・みんなはいつまでお乳を飲んでいましたか。
  ・今自分で食べ物を食べていますか。→食べている。食べていない。
  ・誰が用意してくれていますか。
(3)すごいところを見付ける。
  ・お母さんが口にくわえて子どもを運ぶ。
  ・1年ぐらいでじぶんで獲物を捕まえれるようになる。
5 学習のまとめをする。
(1)板書をもとに説明する。
(2)「ライオンの赤ちゃん」について、感想を書く。
6 次時の学習を知る。  しまうまの赤ちゃん。



 5時目の1例目  しまうまの赤ちゃんが大きくなっていく様子。

 展 開

1 前時までの学習を想起する。
2 課題を確認する。
  ・しまうまの赤ちゃんは、どのようにして大きくなっていくのでしょう。
3 本時の学習場面を音読する。⑥、⑦段落
  ・指名読。
  ・生まれてどんなことができるようになっていくのか。
4 詳しく読み取る。
(1)大きくなっていく様子を黙読して、線を引く。
  ・成長の早さ
 
    30分もたたないうちに  立上がり。
    次の日には  走るようになる。
  ・一緒に逃げられるわけ
  ・「つよいどうぶつにおそわれても、おかあさんといっしょに、にげることができるのです。」を視写する。
  ・強い動物とは、
(2)成長ぶりをライオンと比較する。
  ・お乳を飲んでいる期間。
  ・お乳と草の割合と成長。
  ・自分で餌を取るまでの期間。
5 学習のまとめをする。
(1)ライオンの赤ちゃんと比べて、しまうまの赤ちゃんの成長が早いという事を板書をもとにまとめる。
   なぜ成長が早いのか。
(2)感想を書き発表する。
6 次時の学習を知る。  カンガルーの赤ちゃん。


 5時目の2例目  しまうまの赤ちゃんが大きくなっていく様子。

 展 開

1 前時までの学習を想起する。
  ・どんな動物が出てきたか。
  ・しまうまの赤ちゃんの大きさ、目、耳はどうなっていたか。
2 課題を確認する。
  ・しまうまの赤ちゃんは、どのように大きくなるのでしょう。
3 本時の学習場面を音読する。      
  ・一斉読 指名読。
  ・すごいなあと思うところを見付けよう。
  ・点や丸に気をつけてはっきりゆっくり読もう。
4 詳しく読み取る。
(1)すごいところを見付ける。
  ・発表する。
    30分もたたないうちに  立上がり。
    次の日には  走るようになる。
    お乳を飲むのは15日ぐらい。
  ・時間を表している言葉を見付けよう。 シートに書く。
(2)しまうまの赤ちゃんの成長ぶり
  ・⑥を音読する。
  ・30分もたたないうちにどうなるか。
  ・「30分もたたないうちに たちあがります。」を視写する。
  ・30分より長いか短いか。
  ・お母さんに手伝ってもらうのか。
  ・次の日には何ができるようになるか。
  ・走れなかったらどうなるか。
  ・だれに食べられるのか。
  ・どれくらい速く走れるのか。
  ・なぜお母さんと一緒に走るのか。
(3)成長ぶりをライオンと比較する。
  ・お乳を飲んでいる期間。
  ・そのあとは、
  ・自分で餌を取るまでの期間。
5 学習のまとめをする。
  ・ますいさんがすごいとおもっているところを思い出して読もう。
6 次時の学習を知る。  カンガルーの赤ちゃん。

 5時目の3例目  しまうまの赤ちゃんが大きくなっていく様子。 

 展 開

1 前時までの学習を想起する。
  ・どんな動物が出てきたか。
  ・しまうまの赤ちゃんの大きさ、目、耳はどうなっていたか。
2 課題を確認する。
  ・しまうまの赤ちゃんは、どのように大きくなるのでしょう。
3 本時の学習場面を音読する。
  ・一斉読 指名読。
  ・すごいなあと思うところを見付けよう。
  ・点や丸に気をつけてはっきりゆっくり読もう。
4 詳しく読み取る。
(1)敵から身を守るため、早く走れるようになることを視写して読み取る。
  ・30分もたたないうちにどうなるのか。
  ・じぶんで、  立つと立ち上がる。(ライオン、人間と比較させる。)
  ・次の日には何ができるようになるか。
  ・走れなかったらどうなるか。
  ・食べてしまうのはだれですか。
  ・どれくらい速く走れるのか。 皆より速く走れるか。
  ・なぜお母さんと一緒に逃げるのですか。
(2)生きるための食べ物について読み取る。
  ・お乳だけを飲んでいるのはどれくらいか。(ライオン、人間と比較させる。)
  ・そのあとは、どうするか。
(3)筆者の感動を見付ける。
  ・ますいさんがすごと思っている言葉をさがそう。
    30分も、つぎの日には、たった15日ぐらい
  ・ますいさんは、しまうまの赤ちゃんのどんなことに感心していますか。
5 学習のまとめをする。
(1)板書をもとに説明する。
(2)「しまうまの赤ちゃん」について、感想を書く。
6 次時の学習を知る。  カンガルーの赤ちゃん。

 6時目  カンガルーの赤ちゃんが大きくなっていく様子。 

 展 開

1 前時までの学習を想起する。
  ・ライオンの赤ちゃんの大きくなり方。
  ・しまうまの赤ちゃんの大きくなり方。
2 課題を確認する。
  ・カンガルーの赤ちゃんは、どのように大きくなるのでしょう。
3 本時の学習場面を音読する。⑨、⑩
  ・一斉読 指名読。
  ・すごいなあと思うところを見付けよう。
  ・点や丸に気をつけてはっきりゆっくり読もう。
4 詳しく読み取る。
(1)すごいなあと思ったところを発表して、視写して読み取る。
  ・「それでも、この赤ちゃんは、小さなまえあしで、おかあさんのおなかにはいあがっていきます」
  ・この赤ちゃんとは→カンガルーの赤ちゃん。        (ライオン、人間と比較させる。)
  ・「なんで「それでも」と書いてあるんでしょう。→一円玉ぐらいの大きさで、目も見えないのに。
  ・おなかの袋がどこにあるかわかるんですね。袋までは子どもにとって近いのですか。
(2)生きるための食べ物について読み取る。
  ・お乳だけを飲んでいるのはどれくらいか。(ライオン、しまうま、人間と比較させる。)
  ・そのあとは、どうするか。
5 学習のまとめをする。
(1)板書をもとに説明する。
(2)「カンガルーの赤ちゃん」について、感想を書く。
6 次時の学習を知る。  ます
1 前時までの学習を想起する。
  ・ライオンの赤ちゃんの大きくなり方。
  ・しまうまの赤ちゃんの大きくなり方。
2 課題を確認する。
  ・カンガルーの赤ちゃんは、どのように大きくなるのでしょう。
3 本時の学習場面を音読する。⑨、⑩
  ・一斉読 指名読。
  ・すごいなあと思うところを見付けよう。
  ・点や丸に気をつけてはっきりゆっくり読もう。
4 詳しく読み取る。
(1)すごいなあと思ったところを発表して、視写して読み取る。
  ・「それでも、この赤ちゃんは、小さなまえあしで、おかあさんのおなかにはいあがっていきます」
  ・この赤ちゃんとは→カンガルーの赤ちゃん。        (ライオン、人間と比較させる。)
  ・「なんで「それでも」と書いてあるんでしょう。→一円玉ぐらいの大きさで、目も見えないのに。
  ・おなかの袋がどこにあるかわかるんですね。袋までは子どもにとって近いのですか。
(2)生きるための食べ物について読み取る。
  ・お乳だけを飲んでいるのはどれくらいか。(ライオン、しまうま、人間と比較させる。)
  ・そのあとは、どうするか。
5 学習のまとめをする。
(1)板書をもとに説明する。
(2)「カンガルーの赤ちゃん」について、感想を書く。
6 次時の学習を知る。  ますいさんの工夫を見つける。

いさんの工夫を見つける。

 第3次  筆者の工夫をまとめる。

1 前時までの学習を想起する。
  ・ライオン、しまうま、カンガルーの赤ちゃんのすごいところは。
2 課題を確認する。
  ・ますいさんの工夫をみつける。
3 全文をを音読する。
  ・一斉読 指名読を組み合わせて。
  ・ますいさんの工夫見付けよう。
  ・点や丸に気をつけてはっきりゆっくり読もう。
4 詳しく読み取る。
(1)工夫だと思ったことを発表する。
  ・自由に発表させて、グルーピングする。
(2)話し合いながら補っていく。
 
  ・全体の感じ
  ・文末表現
  ・比喩
  ・説明の順序
5 学習のまとめをする。
(1)板書をもとに説明する。
(2)ますいさんにお手紙を書く。
6 次時の学習を知る。 


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